翻刻
又は脱たる毛抔有也され共是をさして雷とする
ハ非成又雷鳥と云禽ありて雷鳴を欣ぶと扶桑
雷除傳ニ載たり 雷の雑占
春雷始ておこる時其声猛く烈くはためく物ハ
雄雷なり其年早多し其音依ニとして大に
震さる物ハ雌雷成其年雨多し諺に曰いまだ
雨降ずして先雷を聞物ハ船行を慎むべし
必ず暴風起る事有といへり雷声呵烈鳴物
ハ雨大に降るといへども必晴安し雷声殷々然として
多く叫ぶ物ハ急ニ晴かたし雪中ニ雷あれバ晴多し
終夜雷あれバ雨三日雨止すとぞ猶雷ニよつて晴
雨之考え後二出ス
電ハ雷と同物として其音ある物を雷とし音なく
光る物を電とミ前ニもいふ如く春分之時分には