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コレクション: STAGE7

風俗畫報臨時増刊第百二十六號 洪水被害録(中) - 翻刻

風俗畫報臨時増刊第百二十六號 洪水被害録(中) - ページ 8

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 ●愛知県の水害 愛知県の水害 庄内川上流(じやうりう)玉野勝川矢田の三川堤防决潰西春日 井郡一円 浸水(しんすゐ)軒上に達し死傷一千人と称すれども詳細(しやうさい)は分らず 警察本部(けいさつほんぶ)は舟二十五艘を徴発して救助(きうじよ)に尽力せり(《割書:九月十日|名古屋発》) 又 愛知県下去る七日より暴雨(ぼうゝ)今尚ほ歇まず庄内川堤防破壊七 ヶ所東春日井郡愛知郡 人畜(じんちく)死傷多し木曽川も亦堤防 破壊(はくわい)せんと し警戒(けいかい)怠りなし名古屋市は堀川 溢(あぶ)れ浸水家屋千七百餘熱田市二 百六十餘 汽車(きしや)の不通電信の不通(ふつう)折々なり(同上) 又 勝川及玉野川堤防 决潰(けつくわい)に付被害 面積(めんせき)凡そ三百町歩内二條村 被害最も酷(はげ)しく浸水一丈五尺に達したる箇所(かしよ)あり警察の手に於 て昨日迄に救上(すくひあ)げたる遭難者は八百二十二人にして一時 気絶(きぜつ)し たる者も大抵は蘇生(そせい)し死亡者は少し(九月十一日名古屋発) 愛知県の出水 十七日 夕刻(ゆうこく)より引続き降雨(かうゝ)の為め各川出水木曽 川九合餘矢矧川一升餘庄内川一升 豊川(とよかは)七合餘に達せり右四河川 の内 木曽川(きそがは)矢矧川最も危険(きけん)に迫る専ら防禦中木曽川堤の内 缺損(けつそん) する処数箇所内堤敷の内法へ泥沙(でいしや)を噴出する箇所のあり附近の 人民(じんみん)は悉く高処堤防破壊し家屋(かをく)に移転(ゐてん)せしめたり矢矧川小支流 浸水人畜に死傷なし(九月二十二日正午十二時愛知県発) 愛知県 海東、西春日井、中島、丹羽の六郡は浸水の為 め湖の如く東海道(とうかいだう)は深さ四五尺に達し路上(ろじやう)を舟にて通行せり其 他の郡も右と同様(どうやう)の処あり木曽川、庄内川等 堤防(たいぼう)切れ浸水屋上 に達し最も危険(きけん)の個所大なるは四ヶ所小なるは多数(たすう)目下続々破 堤の報告(ほうこく)に接し居れり(九月九日午後五時五十分愛知県知事発) 電線水害 名古屋地方出水電信線 被害(ひがい)に付去る九月八日以後名 古屋局より逓信省(ていしんしよう)への報告に係(かゝ)る概況(がいきやう)左の如し