翻刻
【右頁】
世に多し三宅氏これをふ
かく嘆きて保養記一巻
をあらはす其書既に成て
梓【梓は版木のこと】にちりはむるころほひ書林
の某これに序せよと強に
すゝめ侍るよりいなみかたくて
其趣を短き筆にしるし
侍りぬ
【左頁】
日本居家秘用巻九目録
◯養生
此部には人の/常(つね)に養生(ようじやう)する
心得(こころゑ)を惣論(そうろん)よりはじめて気
を養(やしな)ひ情欲(じやうよく)をつゝしみ飲食(いんしよく)
を節(ほど)よくするの心得までを
《振り仮名:ヶ条|かでう》をわけてくはしく記(しる)す
【養生の振り仮名が「やうじやう」でなく「ようじやう」なのは原文ママ】
◯防病
此部も則(すなはち)養生(ようじやう)の事なり
もつはら平生(へいぜい)の養生によ
りて病(やまひ)をふせぐ心得又病
のおこらんとする時養生の
しやう養生の為に薬を