能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 31

ページ: 31

翻刻

石井の蔵福院にあり石井村は其時の城下町也 といへり市姫抔あり又柳田村ぬつき谷といふ所に 女瀧男瀧の両瀧有此瀧の辺の岩に諸菩薩の来 迎の御姿を彫あり金山といふに近き頃もて当 村に十郎兵衛とて大百姓有此所持有し千■の一枚 の堀田あり板尾山とて栗の御林あり米山とて 同御林あり金蔵越とて所々へ行は晦日(ヒツメ)谷内と いふよりとる也又河内越といふは川上へ登る五 十里村へ行也国光村近し城跡有委き事しれす 西山村に田村丸の太刀とて伝つるもの有五十里 村柳田川上半道にあり長福院に本尊行基菩薩 作の上品の阿弥陀如来有又此村に町野川の渕跡 とて今蟹池とてあり昔此渕に大なう蟹住て 人を取る弘法大師威力を以退散あり其後も此池に 有て大石となり色々桎霊をなすゆへ此池を埋めし なり今も此池を穿ち石を顕すと霖(ヲウサメ)して数 百日止す是は金蔵村境にあり黒川村近し 新助とて公領の庄屋ありよき百姓也河内村