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コレクション: STAGE8

地震記 上 - 翻刻

地震記 上 - ページ 37

ページ: 37

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 幼なる時母人にならひたれとも五日の震も七ツ過なれとも  其当時雨ふらす白鳳は人定宝永も八時なれとも大変と  いふ計の事にてさして世の騒といふほとの事を聞す 〇又震の時女童かは〳〵といふは川の水わ見よ干水になり  たれは忽津波入来る徴としらせし諺也とそ此言江戸に  ては万歳楽〳〵と云上方にては世直り〳〵と云文政十亥年  京都大震の時加茂米鷹の狂歌に  大変を太平と書き世直して国もゆつたり家もゆつたりと  よめりしもいつれ後を祝したる諺ならん 〇此一冊の大尾に追加したる印本地震考と云書に云世の諺に  地震ははしめきひしく大風は中程つよく雷は末ほと甚しと  いへる事をもて初の程の大震《割書:文政十三年|京都の大震》はなき事也とつとし  ぬれとも猶婦女子小児の類はいかゝあらんと按しわつらひてい  かにやと尋ねとふ人の多けれは旧記をしるして大震の  後に震ありて止さるためしを挙て人の心を安くせんと  左にしるし侍りぬ《割書:中|略》かく数々有中にも皆初は大震にて  後小動は止されとも初のことき大震はいさゝかもなし我友広島  氏諸国にて大地震に四度逢たり皆其国に滞留して  始末を能くしれり小動は久しけれとも初のこときは一度も