みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE8

地震記 上 - 翻刻

地震記 上 - ページ 40

ページ: 40

翻刻

   火災部 ○大震に恐臆して仕官の輩も槍長刀をも忘れ主従混乱し  又婦女に丸腰も多く家の神仏をも捨置卑賤の者の如ク  周章騒き我先にと逸足を出し逃る事を主としたるハ  いかにそや故万民の苦心悲歎たとふるにものなし火の用  心ハ此時にありとしるへし又如此不心得より盗賊其隙をう  かゝひ重代の宝器を失ふに至実に歎事ならすやいかに  大震なれハとて一先庭前後園に出時宜を見合一同立除に  極る時にハ其用意調ふへきとおもハる即時津波入来るものにも