みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE8

地震記 上 - 翻刻

地震記 上 - ページ 44

ページ: 44

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 形二艘◦中屋形三艘◦小屋形五艘◦上荷艘一艘◦小船二拾  七艘◦菜円場にて◦大艜五艘◦中艜一艘◦大屋形二艘◦小  屋形七艘◦丸艗四艘◦小船二拾八艘◦  〆九拾五艘    再云此外自船焼失の数しれかたし《割書:但東西浦々流失の|船数是又同断也》 〇菜園場横町北の小川端に紺屋又吾といふ者有かれか家のみ  震にも潰れす火にも残れるは珍事とて其状を聞くに  一年天満宮の葺替ありし時其古扮をもらひ受て葺たり  とも云又此家には祖先の掟にて年々の太神宮を集置俵に  納めて何俵も屋根裏に釣有よし此等の加護にやあらんと聞  しに又一説には御祓の活は此度の事にはあらて去る己酉の年  農人町裏町類焼したりし時《割書:火元は東|種崎町也》東にて家数少々残りし  内に百姓の鉄平と云者有此家の事にて有し由巷談まち〳〵  なりしかとも其穿鑿は益なけれは聞しまゝ記しぬ  再云御祓の事はいよ〳〵鉄平か家の事古扮は又吾が家の  事に相違なく又此横町家数百三十五軒の内又吾か家  み残り余は残らす類焼したりとかや頃日予の筆記  する事を聞伝へたりとて或者態々聞糺呉たりとて告  来りたれは其志も捨かたくて書加へ置り 〇山田町広小路なる御公札場《割書:瓦|葺》は震に潰れ且焼失もせしに  日ならす建替くれけるか納屋堀の御制札場《割書:板|葺》も類焼せしに