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コレクション: STAGE8

地震記 上 - 翻刻

地震記 上 - ページ 67

ページ: 67

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   海を抱候御国にて其国内に遣候ほとの塩は何卒出来    可申儀とは役安芸権七一同に申合依之阿州表呼塩浜    之儀遂詮儀土地を見合此度一所為仕成候渡世に相成候趣    見聞候はゝ奥内与津等の塩入場所も往々願出塩浜に    仕成候はゝ出来可申左候はゝ向々御国にて遣足可申其為に    存立候儀にて始より清水一ヶ浦の塩浜にて利益を得申趣向にて    無之只仕成引合少々つゝ益分に相成側よりも尋敷存候て    存立候へかしとの儀にて候然に如此趣向を不存波塩浜入    同限是非算盤に合せ取返し可申との儀にては根元の    立意に違候間此段為後日の相記置もの也     天明四辰年十二月十四日     谷 丹内 〇以南の内中浜に池道之助と云浦人有平常隠徳の志深く  親切奇特なる事少なからすとかや去冬の大変にあひて己か  墓地《割書:中浜より清水浦へ越す所の|坂中にて往来人の目に触る所》に高四尺斗の石碑を建て左の  俗文を一つ書に四方に彫回し後世女童に至まても心向になれ  かしとの趣意にて仮名交りの不文なる物なれとも其仁心感  するに堪たれは探りもとめて写入置ぬ    一嘉永七寅年十一月五日大地震静否浦々大潮入流家死人夥    一大地震の時は火をけし家を出る事第一也家にしかれ     且やけ死多し