翻刻
太郎左衛門をゆるりと
とうりうさせあんないをつけて
けんふつにあるかせあめを
ふらせるなとのたいそうさ
よく水もあるもの
だとおもふほと
ていねいにふるいて
ふるいひるは
もちろんよなべ
みづをくむものはくむ
ふらせるものは
ふらせる
たはこにしたり
めしのうちが
あまやいといふのにて【あまやい=雨あい、雨の合間】
それからかゝると
ひとしきり
とんでもない
おふふりなり
日よりに
したりと
ひやうしぎを
たゝくまてふらせる
そのときくんだみづを
みんなこぼす
こふつかいふりては
あがりませうと
いふのはなるほと
ちがいなし
やすむおりは
ひさしく
あそふものゆへ
よし
なんほおふても
たび〳〵は
ふらぬと
いふ
【台詞】
みなこたいぎ
江戸の
おきやく
しんか