翻刻
あるよねしつまりしおり
すさましきものおとに
おとろきおきあがり
みればたなより
ぢうばこがおち
ゆふべあけておきし
ほたもちなり
ちばこへひろい
こまんとするに
もやはすこし
きているにおひ
しうしのゆび
さすところしうもくの【十指の指さすところ、十目の見るところ】
見る所たなからおちた
すへほたもちといゝ
つたへほたもちは
たなへあけすとも
よさそふなものと
こゝろ■き
ふうきてんにあり
ぼたもちは
たなにあり
ほたんは花の
ふうきなるもの
しぜんとふうきの
ゑんによつてたかみへ
あかると見へたり
たなからおちた
ほたもちのごそくさいて
ないよりかんしんして
いよ〳〵ふうきは
てんにある事うそはねへと
さとりを
ひらき
このほたもちも
たかいものだ
なども
かりにもいわぬが
よし
ときとして
かゝるはかり事の
たねともなる
なり
【台詞】
はておもしろの
ほたもちじや
ナア