翻刻
それより太郎左衛門ふうきてんにありと
しりちつともたかみにいたくおもひ
本所よりやまのてへひきこし
にかいへばかりあがりひよりが
よけれはやねへのぼり
とびやからすが
うらやましく
はねもほしいが
かねも
ほしいと
やねにばかり
いれば
きんじよでも
ふしきに
おもひ
まい日
やねに
いるは
いつほん
ざして
やねやでも
なし
てんもんを
かんかへるのか
たゝしひの見ばんの【ただし(それとも)火の見番の】
けいこかなにかわからぬと
あやしみしももつとも
なり
とゝうしててんぢくまでとも【渡唐して天竺までとも】
気(き)はつかず
ちかみちの
ほうを
くふうして
ふじが
たかかろふか
つくばがたか
かろふかと
一寸もてんへ
ちかよりたく
にちやこゝろを
くだく
【台詞】
なに
か
とんと
すめ?
ぬ
【台詞】
そうさ