翻刻
【右丁上】
それより
元気ふうふは
やう〳〵とまづ
みぞおちむら
のどのかたへおちつく
こののどぶへといふ
おとこはところの
とふりものにて
なんでもよく
のみこむおとこにて
このてやいをかく
まいおく
千金方曰(せんきんほうにいはく)胸(けう)
中(ちう)に気(き)集(あつまり)滞(とどこほる)
は病(やまい)の愁(うれい)を
しやうずつ
もとゐへと
いへりこの
ところへ元
気せいきの
あつまると
いふはその
きをふさぐの
はなはだしき也
とかくむねにきを
こらさぬやふにするがよ
し
【右丁左中】
きづ
けへしな
さるな
こののど
ぶへがぐつと
のみこみ
〳〵
【右丁下】
〽わたしらが
こゝろのうち
かみわけて
下さんせ
のどぶへ
さん
【左丁上】
はらのうち
大そうどうと
なり心のぞうも
おくがたのたましゐ
をうしないうてう
てんとなりければ
れいのわるくち
こゝへつけこみいろ〳〵
あくじをすゝめる
くちが曰
〽養生訓に曰
心は人の主君として
天君と云耳
目鼻口形は
五友といつて
天君のつかはしめ也
しかれははらのうち
の臓腑よりわれ〳〵
かみにたつべき事也
このゝちはふくちう
のこらずそれがし
にしはいおほせ
つけられ下さる
べしとくちに
まかしてねがい
ける
【左丁左中】
〽いかさま
その
ほう
申とふり
ひとひやうぎ
してみよふ
【左丁左下】
〽近年
補薬(ほやく)が
はやつて
ことのほか
ざうふの
きがつよく
なり
まし
た