翻刻!江戸の医療と養生

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腹内養生主論 3巻 - 翻刻

腹内養生主論 3巻 - ページ 2

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飲食(いんしい)は身命(しんめう)をつなぐ至宝(しいほう)にして。礼義の本 原(げん) なり。予年 頃(ごろ)。いかもの喰(ぐひ)を好(この)みて。紅葉(もみち)牡丹(ぼたん)はいふに およばず。蟒(うはばみ)【蠎】のかばやき。狼(おほかみ)の酒亀煮(すつぽんに)【泥亀煑】。蛇(じや)の鮨(すし)【鮓】に天狗(てんぐ) のしぎやき。鉄砲玉(てつぽうだま)の座禅豆(ざぜんまめ)。四文銭のはり〳〵。 といふも更(さら)なり。身体(しんたい)鉄石(てつせき)にあらざれは。遂(つい)に 脾胃(ひゐ)を破(やぶ)り。病症(やまひ)をいだし。後悔(こうくはい)先(さき)にたゝずの 業(ごう)さうしを。此(こゝ)に模写(もしや)して。養生(ようじやう)の道をひらく といふ。于時寛政十一未の春              十偏舎【十返舎】誌