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コレクション: コレクション2

瘡家示訓 - 翻刻

瘡家示訓 - ページ 18

ページ: 18

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【右】 方劑(くすり)のみを。此病のくすりとこゝろえ。方意(はうい)に 通【「・」 左ルビ】ずることもなければ。用(もちひ)かた混雜(ごたませに)して。角(つの)を 直すく牛(うし)を殺(ころ)すたぐひあり。これ用ひまじき 時に峻劑をみだりに用ひ。元氣を衰(おとろ)へしむるに より。病を追去(おひさる)ことならず。難治の症となりゆく なり。古人(こじん)も病(びやう)傷易_レ治(ぢしやすく)。藥(やく)傷難_レ療(れうししがたし)といひり。 すべて。諸藥は毒物(どくぶつ)なれば。人の身に用べき物に あらず。故に藥をあたにして。かひつて病を 【左】 まうくる人世におほし。平和(ゆはりなる)の藥なりとも。 ふくするは大切(たいせつ)の事なりとこゝろへべし。 古語(こゞ)に藥(くすり)と兵(へい)とは凶器(わるきだうぐ)なりといふ。つね〴〵醫師を よく〳〵えらび。正(たゞ)しき療治の藥をのむべし。 もつとも正道(しやうたう)なる醫の療治かたは。迂遠(うゑん)【「マハリドヲし」 左ルビ】のやう にて速(すみやか)に藥(くすり)の効(しるし)見えがたければ。始終(しじう)は かへつてはかどること。急(いそ)がばまはれといふがごとし。 かくいへばとてやはらかにけがのなきやう