翻刻
たやすからす其うへ中頃より唐土のすく
かよひ馴つゝやかて其國の制にさへならひて
冠(くわん)服(■■)なども其國風にしたかひたれはいよ〳〵
さるかたに見なされてかの紅(をらん)毛(だ)伊(い)藝(ぎ)理(り)須(す)
なといふらむあらぬ境のものゝ類(たぐい)とさへは人
みなおもふなるへし扨此國人来朝の
ことは古(ふるく)続(しよく)日(につ)本(ほん)記(き)にもみえたれど其後/暫(しはら)くは
来らさりしにや何の書にも見えさめるを
後(ご)光(くわう)明(めい)天(てん)皇(わう)の御宇慶安二年に再(ふたゝ)ひ来朝
せしより已来毎度に及へり此たび亦/国(こく)王(わう)
即(そく)位(い)恩(おん)謝(しや)のため正(せい)副(ふく)二人の仗を奉る事
あるにつき行(ぎよう)粧(そう)の梗(かう)概(がい)をしるし梓に