翻刻
【右丁】
利慾(りよく)の迷所(めいしよ)【囲み線あり】
【右丁上部】
○みやう
もんに
このんで
いるときは
山みちにかゝる
とくのもんを
こえざれば
まことの
みやうもんの
みちには
いりがたし
高(かう)うん
ざんの
うしろ
なり
○此所みやうもん
りよくのまへ
【右丁図内】
名門(みやうもん)【囲み線あり】
名(な)をうる木(き)【囲み線あり】
徳(とく)をうる木(き)【囲み線あり】
偽(にせ)賢人(けんじんの)社(やしろ)【囲み線あり】
よくの川【囲み線あり】
○めいぶつ
ほしい
をしい
あり
かねの鶴(つる)【囲み線あり】
○かねの
つる
いくらも
あれ
ども
めつた
には
つか
まらず
【右丁下部】
○よくの川その
かぎりをしらず
○このなかせんだうと
いふりよくのみち
すぢは日ゝにゆか
ねばならぬ
道すじにて
よのたび人
このかいとうに
くるしむ
なんじよ
なり
○やりくり
○くりまはし
○さんだん
○はう【注】を
かく
すべてよの
たび人の
さま〴〵の
ふてう
ありて
このみち
すじを
ゆく
なり
【右丁枠外左下部】
道中二ヘン 十七
【左丁上部】
○こがねはな
さき
ふくじゆ
さう
多(おほ)し
○かね
かけ松
○ぜに
かけ松
あり
○よのたび
人
りよくの
みちに
かゝりて
よろこび
かなしみ
かんなんしんくの
くるしみ
あり
【左丁図内】
黄金(こかね)の山(やま)【囲み線あり】
古銭(こせん)場(じやう)【囲み線あり】
利慾(りよく)の道(みち)【囲み線あり】
むけんの鐘(かね)【囲み線あり】
ぜに塔(たふ)【囲み線あり】
金(かね)がか滝(たき)【囲み線あり】
○わがくびの
おちるもしらず
めのくらむましよなり
中銭(なかせん)道(たう)【囲み線あり】
かねが淵(ふち)【囲み線あり】
○この池(いけ)に
ぜにかめ多(おほ)く
きんせん花(くわ)
はなさく
【注 はう=法又は報ヵ】