東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

善悪道中記 - 翻刻

善悪道中記 - ページ 24

ページ: 24

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【右丁】 身台(しんだい)の迷所(めいしよ)【囲み線あり】 ○だんな   さん  あさね よあそ  びに ひまを  つぶし ゆだん  あれば この めいしよ    に  いたる だんな山【囲み線あり】 しんだいじ【囲み線あり】 ○をか目(め)八もく山より   かたい〳〵といふ 岩山(いはやま)のしんだいじを  のぞいてみれば   おもひのほかの    あなもあり  からくりにてたてたる   ふしんにて     なんじよも       あるなり 浮雲(ふうん)【囲み線あり】 ○このへんには  ふうんと  いふくも    きり つねに   めを くらまし ゆくさきの みへぬ  ところ也 くだる  さかは めの  まへに    あり ○しんだいじのあな大きくあきては   むまることはなはだむづかしき           あなゝり しんたいじの穴(あな)【囲み線あり】 ○めいぶつしがなく   なるこ瓜(うり)あり      みをうり     子(こ)をうりもあり      よわたる        たつきに      からまりて       みはなり        さがると           いふ ふみこたへ滝(たき)【囲み線あり】 ○このたき   しんぼうの   いわ山にあり    こゝの石に三年の     くぎやうすればみかへす          山にいたる 【右丁枠外左下部】 道中二ヘン 廿一 【左丁】 ○喜怒(きど)かいだうはよろこびいかると  かくもじなり人げん一しやうの間 たかきもいやしきもこの道(みち)すじに  いでぬはなしさつたとうげたん木は   そん木ありまたなつよしのしげりたる          ぬまありうれしのもりに           よろこびからすなき                 おもはず                  さいはひありて                    あんしんの                        いたつて                      なんじよ                       なり 居堺(ゐさかい)【囲み線あり】 たん木  そん木【たん木と合わせた囲み線あり】 うれし井【囲み線あり】 うれしの    もり【うれしのもり、囲み線あり】 たのし木【囲み線あり】 費(ついへ)の多(おほ)木(き)【囲み線あり】 ○あきんどうのくだりさか道にかゝれば   けらいけんぞくこゝろそろはずわれ〳〵と  なりて道すじぶつさう也おほかみもの   山〳〵にすみうりだめ【注】をかすめる    ごまのはいありちやうあいを     くらますおひはぎいでゝ      かけだをれはいえおほ        木にゆくさきの         みちみへず          そんのゆく          ことおほし 下(くだ)り坂(さか)みち【囲み線あり】 ○このさかみちへ   かゝりてはあとへも  さきへもゆかれぬ     なんじよなり 【注 売溜め=売上金を溜めること。またそのお金。】