翻刻
【右丁】
【太枠内】
悟(ご)道(だう)迷(めい)所(しよ)
【細枠内】
翌(あす)日(か)河(がは)
【本文】
住者(ゆくもの)は昼夜(ちうや)を
すてず
それ如此(かくのごとき)かと
聖人(せいじん)の確言(くわくげん)
あり
昨日(きのふ)の渕(ふち)は
瀬(せ)とかはる
あすか川(がは)の流(なが)れ
たえずして
しかも
もとの水(みず)にあらず
千変(せんべん)万化(ばんくわ)星霜(せいさう)
【右丁枠外左下部】
道中二ヘン 二
【左丁】
移(うつ)ればかはる
浮世(うきよ)の道中(どうちう)に
油断(ゆだん)なく
迷所(めいしよ)古跡(こせき)を
たづね
旅人(たびゝと)よく
道(みち)を
悟(さとり)て
本(ほん)
街(かい)
道(だう)を
守(まも)り
ゆくへし