翻刻
【右丁】
らはれたるとやおもひけん、へんとうにも及(をよ)はす
こそ〳〵と帰(かへ)りける、竹斎夢のさめたる心ちに
て、にらみに打(うち)むかひなんぢ是(これ)にあり合(あは)せず
は、我(われ)は何(なに)と成(なる)へきなといふ所(ところ)へ、れいの長者(ちやうしや)の
方より人 来(きた)り、明日(みやうにち)早天(さうてん)に罷立(まかりたゝ)んとおもふ、こ
なたのこしらへはなりたるかといふ竹斎承り
たとひ拵(こしらへ)ならずとも、御 供(とも)申さでかなはぬ身
の、ましてよういすへき物とてもあらされは
いつよりなりとも御供申さんとにらみの介をとも
なひ、かの使(つかひ)と打(うち)つれ長者の宿(や)にそ行(ゆき)ける
【左丁 白紙】
【資料整理ラベル】
辰
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50
【ラベルに押印された小判型の印】特別