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【右丁】
○出家(しゆつけ)比丘尼(びくに)祢宜(ねぎ)山伏(やまぶし)覡(かんなき)の類(たくひ)の人に見する事なかれ
祈祷(きたう)などする事あり共病者に見せずしてなす
べきなり
○生人(せいじん)往来(わうらい)をいむとは見 馴(なれ)ぬ人の往来(ゆきゝ)するをいふ
なり熟(じゆく)し馴(なれ)ずしてなま見しりといふ心なり又
一説に生れ子の類新 産(さん)の婦人(ふじん)をもいふとあれは二
ツながらいみたるがよきなり
○孝服(かうふく)の人をいむとは親の服忌(ぶくき)ある人をいふなり
○月水ある女をいむはいたつて不浄なれはなり
○酒に醉(ゑい)てその息酒 気(け)あつてくさき人
○葱(ひともじ)韭(にら)の類の臭(くさ)き物をくひたる人いはんや五辛(ごしん)の
【左丁】
類 家内(けない)に入ること事なかれ《割書:五辛とは葱の類の臭きをいふ仏(ふつ)|家(け)道家(たうけ)の二説あり本草綱目(ほんさうかうもく)蒜(さん)》
《割書:の条下(てうか)を|考へし》
○瘡毒(さうどく)を煩(わづら)ふ人その外にても腫物(しゆもつ)にて膿血(うみち)を出(いだ)す
類の人
○いかりのゝしり声(こへ)高(たか)く喧嘩(けんくは)口論(こうろん)する人
○腋気(ゑきき)ある人わきがの事也又 狐臭(こしう)といふ
○息(いき)のくさき人 総(そう)【惣】じて身持(みもち)不浄(ふじやう)にしてくさき人
○遠路(ゑんろ)をありき又は力(ちから)わざなどして骨(ほね)を折て
汗(あせ)くさき人
○房事(ばうじ)をなしたる人
○硫黄(いわう)の臭(か)