東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

小児必用養育草 - 翻刻

小児必用養育草 - ページ 105

ページ: 105

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【右丁】 ○臭(くさ)き類(るい)の野菜(やさい)   ○甜瓜(まくは)西瓜(すいくは)の類(るい) 総(そう)【惣】じての食物(しよくもつ)一々に頼(たのみ)たる医師(いし)にたづねと ひて食せしむべきなり   ㊆痘瘡(いも)始終(はしめおはり)の日数(ひかず)の説(せつ) ○熱蒸(ねつじやう)とて三日あり和俗(わぞく)ほとをりといひ又は序(じよ) 病(びやう)といふなり ○放標(はうへう)とて三日あり和俗出そろひといふなり ○起脹(きちやう)とて三日あり和俗水うみといふなり ○貫膿(くわんのう)とて三日あり和俗山あげといふなり ○収靨(しうゑん)とて三日あり和俗かせといふなり かくのことく三日つゝにて十五日を経(へ)て後 落痂(らくか)とて瘡(かさ) 【左丁】 のふた落(おち)て愈(いゆ)るを順症(しゆんしやう)といひて薬を服(ふく)するにも 及ばす又夫よりも軽(かろ)き症は首尾(しゆび)十二日にてかせて愈(いゆ) るもあり逆(ぎやく)なる症(しやう)は何かと変(へん)ずる事多くして二十 《振り仮名:余ケ|よか》日三十日あたりもかゝりて愈(いゆる)もあり或は死す るに至るあり以上の説 痘疹心印(とうしんしんいん)博愛心鑑(はくあいしんかん)保赤全書(ほうせきぜんしよ) 痘疹全書(とうしんぜんしよ)等(とう)に詳(つまひらか)なり   ㊇痘瘡(いも)の序病(じよびやう)をしるの説《割書:付たり》紅紙燭(べにしそく)の事 ○痘瘡(いも)の序病(じよびやう)は熱(ねつ)甚(はなはだ)しく傷寒(しやうかん)熱病(ねつびやう)にまが ふもの也こゝろみに耳(みゝ)を見るべし耳(みゝ)のの後(うしろ)に紅(くれない)の細(ほそ)き 筋(すぢ)をあらはし両(りやう)の耳 共(とも)に冷(ひゆ)るものなり総身(そうみ)手足(てあし) 共に熱(ねつ)甚(はなはだ)しといへども男は左(ひだり)女は右(みぎ)の手の中指(たか〳〵ゆび)ひとつ