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【右丁】
たのみて療治(りやうぢ)すべし升麻(しやうま)葛根湯(かつこんたう)に当皈(たうき)川芎(せんきう)
防風(ばうふう)黄芩(わうこん)黄連(わうれん)桔梗(きゝやう)粳米(かうべい)を加(くは)へて用て其 効(しるし)神
のごとし
○疹子(はじか)出る時多くは吐逆(ときやく)をなすものなり小児は哯吐(けんと)《割書:乳|を》
《割書:あます|事なり》をなすなり疹子出つくす時はおのづから吐もやむ
ものなり疹出つくしても吐逆(ときやく)やまぬものは悪証なり
早く驚(おどろ)き上手の医師(いし)に逢(あい)て療治(りやうぢ)を頼(たの)むべきなり
此症を治(ぢ)するには升麻(しやうま)葛根湯(かつこんたう)に二陳湯(にちんたう)を合(がう)して
服(ふく)すべししるしあるなり連翹(れんきやう)を加(くはふ)るを妙([め]う)とす
○疹子出て六時ばかりにして収(おさま)り或は一日一夜なるは
軽(かろ)し二日はその次なり三四日も収(おさま)ま【「ま」衍】らぬときは大 悪症(あくしやう)
【左丁】
なり早く驚き上手の医師を頼て療治すべき事也
多くは元気(けんき)の虚(きよ)するなり升麻(しやうま)葛根湯(かつこんたう)に六君子湯(りつくんしたう)
を合(がつ)し当皈(たうき)黄茋(わうぎ)を加(くは)へて用てその効(しるし)をとる事
多し
○疹出て其 色(いろ)紅(くれなひ)なるは吉なり紫(むらさき)黒色(くろいろ)は九死一生
としるべし
○疹子の証これを痘(いも)にたくらぶれははなはだ軽(かろ)きに
似(に)たり然れ共 保養(ほうやう)あしければその禍(わざはひ)たちどころに
いたる痘(いも)は日数(ひかす)を経(へ)て後に変(へん)じ疹子(はじか)は一両日の中
に急(きう)に変(へん)ずるものなればかならず油断(ゆだん)すべからずたゞ
外より風寒(ふうかん)にあたる事を禁(きん)ずべし内は飲食(いんしよく)を