東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

小児必用養育草 - 翻刻

小児必用養育草 - ページ 163

ページ: 163

翻刻

【右丁】 立 廻(まは)りよく畳(たゝみ)ざはり膝(ひさ)まはし進退(しんたい)度(と)にかなへば脇(わき) ざしの鞘(さや)も物にあたらず敷居越(しきゐこし)に心をつけ畳の縁(へり) をふまぬ事など自然(しぜん)となれて長(おとな)になりて人前に 出ても立居ふるまひしとやかにして武士(ぶし)たらんもの は他国(たこく)へ使者(ししや)へゆき又は他所(たしよ)より来る使者(ししや)をとりつぎ ても使者(ししや)奏者(そうしや)の役(やく)共によろしきなり是を中花(もろこし)の 人さへ四 方(はう)に使(つかひ)して君命(くんめい)を恥(はづか)しめすといひてよき事 にしたれはいはんや 日本は武(ぶ)をもつはらとして物ごと に立派(りつは)をいふ所なれは幼(いとけな)き人の急務(きうむ)たるへし ○茶礼(ちやれい)は 本邦(ほんほう)の俗礼(ぞくれい)ながら上下もてあそぶ事な れは一座 一通(ひととを)りは習(ならふ)べき事なり十歳にもいたらは師(し)を 【左丁 挿絵のみ】