東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

小児必用養育草 - 翻刻

小児必用養育草 - ページ 55

ページ: 55

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【右頁】 【以下八つの符号に関しての説明】 【符号一】如此 紋(もん)の形(かたち)を魚刺(ぎよし)といひて魚(うお)の尾(を)ひれのごとく   あるときは驚風(きやうふう)痰(たん)𤍽(ねつ)の病(やまい)を生ずと心得べし 【符号二】如此の形を懸針(けんしん)といひて針(はり)をかけたるごとくある時  には傷風(しやうふう)泄泻(せつしゃ)積(しやく)𤍽(ねつ)の病を生ずるなり 【符号三】如此 水字(みづのじ)の形(かたち)のごときは食積(しよくしやく) 咳嗽(がいそう)驚疳(きやうかん)の病を生  ずるなり 【符号四】如此 乙(おつ)の字(じ)の形(かたち)のごときは肝(かん)病 驚風(きやうふう)の病を生ず  るなり 【符号五】如此 蟲(むし)の形(かたち)のごときは疳蟲(かんちう)大腸(たいちやう)の穢積(ゑしやく)の病を  生ずる也 【符号六】如此 環(くはん)の形をあらはす時は疳積(かんしやく)吐逆(ときやく)の病を生ずる也 【左頁】 【符号七】如此の乱(みだれ)たる紋(もん)をあらはすは蟲氣(むしけ)としるべし 【符号八】如此 珠(たま)の形をあらはすは死証(ししやう)としるべし ◯全幼心鑑(ぜんようしんかん)に虎口の三關(さんくはん)男(おとこ)は㔫(ひだり)女は右(みぎ)の手(て)の食指(ひとさしゆび)の 三節下を風關(ふうくはん)として寅(とら)の位(くらい)に應(おう)じ中を気關(きくはん)として 卯(う)の位に應(おう)じ上を命關(めいくはん)として辰(たつ)の位に應ず其 紋(もん) の色 紫(むらさき)なるは𤍽(ねつ)としるべし紅(くれなひ)なるものは寒(かん)としるべし青(あをき) は驚風(きやうふう)白(しろき)は疳(かん)の虫(むし)黒(くろき)は中悪(ちうあく)《割書:中悪とは邪氣(じやき)悪氣(あくき)|にあたりたるをいふ》黄(き)なるは 脾(ひ)の病(やまひ)としるべし右(みぎ)の紋(もん)風關(ふうくはん)にあらはるゝをその病 軽(かろ)しとしるべし気關(きくはん)にあらはるゝはその病重し命關(めいくはん) にあらはるゝものは多(おほ)くは治(ぢ)しがたしとしるべし ◯王隠君(わうゐんくん)の説に小児(せうに)の眉間(みけん)に青筋(あをきすぢ)をあらはすものは