翻刻
【右丁】
二汁(にじゆう)七菜(しちさい)椀数(わんかす)の事(こと)並 書方(かきかた)
【上段】
献立
生盛(いけもり) 汁(しる)
坪皿(つほざら) 飯(めし)
香(かう)の物(もの)
二(に)の膳(ぜん)
刺味(さしみ) 二ノ汁(しる)
《割書:ちよく付》
引テ
大猪口(ちよく)
平皿(ひらざら) 吸物(すひもの)
茶碗(ちやわん)
くはし
已上
【下段】
上(うえ)の献立(こんだて)は二汁(にじゆう)
香(かう)七さいといふ香(かう)と
いふは香(かう)のものをも
菜(さい)かずに入(い)るゆゑ也
本七菜(ほんしちさい)といふときは
杉焼(すぎやき)あるひは中皿(ちうざら)など
香(かう)のものをかずに入(いれ)る
七菜(しちさい)をいふ五菜三さ
いもこれに同じ
◯今(いま)の世(よ)には坪皿(つほざら)は
不流行(ふりうかう)なれども本(ほん)
料理(れうり)には必(かな)らず用ゆ
る事なり三さい五
さいにはくはしわんにしても
引べし
【左丁】
一汁(いちじゆう)本五菜(ほんごさい)《割書:本文に㊄本文の|印(しるし)を合す》一汁(いちじゆう)三菜(さんさい)《割書:同く㊂の|印(しるし)を合す》
【上段】
献立
㊄刺味(さしみ) 汁(しる)
飯(めし)
香のもの
引テ
㊄大猪口(ちよく)
㊄平皿(ひら)
㊄菓子(くはし)椀(わん)《割書:平皿をふ用|ときはくはし椀|にしてそへ出す》
㊄茶碗(ちやわん)
吸物
くはし
已上
【下段】
献立
汁(しる)
㊂ 猪口(ちよく)
飯(めし)
かうのもの
引テ
㊂ 平皿(ひら)
㊂くはし 椀(わん)《割書:坪(つぼ)皿を用ひる|ときはくはし椀|なし》
吸物
くはし
已上