翻刻
【右丁】
正月 魚類(きよるい)《割書: 二汁(にしう)香(かう)七 菜(さい)|㊄一汁(いちしう)本五 菜(さい)|㊂一汁本三 菜(さい)》
生盛(いけもり)《割書:煮(に)かへし酢(す)| あかゞいせん| いかのせん| う ど| さばしそのみ付| あさつき》 汁(しる)《割書:ふくさ| 角(かく)しんぜう| つぶしいたけ| 菜(な)こま〳〵》
《割書:㊄|㊂》坪皿(つぼざら)《割書:こくしやう| 鱧(こい)【はもヵ】焼(やき)め付| 麩(ふ)| ぎんなん》 飯(めし)
《割書:平皿にも|》香ノ物(かうのもの)
二
㊄刺味(さしみ)《割書:鯛(たい)へぎ作(つく)り|かぶら骨(ほね)|はうふう| わさび 》《割書:二ノ|》汁 《割書:すまし|むすひ鱚(きすご)|いとみつば》
小ちよく いり酒(さけ)
引(ひい)テ(て)
【左丁】
《割書:㊄|㊂》猪口(ちよく)《割書:くるま海老(ゑび)|つく〳〵し| ねぎみそ》 吸物(すひもの)《割書:うしほ| あわ雪| たまご| ふきのとう》
《割書:㊄|㊂》平皿(ひらざら)《割書:せんば| かもみたゝき| せうろ| ほだわら》
㊄茶碗(ちやわん)《割書:敷(しき)みそ| 蒸(むし)がき| 岩たけ| せり| せうが》 くはし
已上
◯生(なま)さばをつくりてしその実(み)つけたるなり
◯かものみばかりをたゝきまるめたるなり
◯鯛を三まいにおろし肉(み)ばかりをみそに一
夜つけたるなり
◯煮(に)かへし酢(す)は酢(す)壱升 酒(さけ)四合 塩(しほ)壱合右
一所に煮(に)かへし能(よく)さまして用ゆ何(なに)肴(さかな)を漬(つけ)
るにも右の調合よろし
◯あわ雪(ゆき)玉子はたまこのしろみ計(はかり)を茶筅(ちやせん)
にてふり立(たて)よきほどづゝわんに入てよし