東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

魚類精進/早見献立帳 - 翻刻

魚類精進/早見献立帳 - ページ 76

ページ: 76

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【右丁】    料理(れうり)の心得(こゝろへ) 一/料理(れうり)は塩梅(あんばい)はもちろん取合(とりあひ)盛(もり)  方(かた)心得(こころへ)第一也/先(まつ)取合(とりあひ)は青(あを)黄(き)  赤(あか)白黒(しろくろ)を専(もつはら)とす又/ 盛方(もりかた)は  円(まうろく)方(かく)長(なが)短(みじかき)を考へ山水(さんすい)をかたどる  心得あるべし何程(いかほど)厚味(こうみ)佳品(かひん)なり  とも取合(とりあひ)盛方(もりかた)のあしきは不(ふ)馳走(ちさう)  のうひと心得(こゝろえ)べし 一/加減(かげん)第一也/尤(もつとも)辛口(からくち)ありあま口あり  て数人(すうにん)の一々(いち〳〵)口(くち)に合う(あふ)やうにとては 【左丁】  出来(でき)ざるものなりしかれどもその  鰹(かつほ)出(だ)し昆布(こんぶ)出(だ)しにかきらず第一に  出(だ)しのかけんを至極(しごく)叮寧(ていねい)になし置(おけ)  ばたとへ客(きやく)の口(くち)によりてかげんは少(すこ)し  かなはずとも塩梅(【あんばいヵ】)によりてうまく  覚(おぼ)へ数人(すにん)の口(くち)にかなふものなり  たとへ加減(かけん)はよくともうまからぬは  塩梅(あんばい)のたらざる也されは塩梅は  原(もと)にして加減(かけん)は後(のち)と心得べし  大方(おほかた)の人/塩梅(あんばい)も加減(かげ ん)もひとつ