東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

魚類精進/早見献立帳 - 翻刻

魚類精進/早見献立帳 - ページ 8

ページ: 8

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【右丁】  なんどに素人(しろうと)の手料理(てれうり)集(あつ)めたる  ところなれば識者(ものしりびと)その式法(しきはふ)なき  を咎(とが)むる事なかれ 一 寒中(くはんちう)二汁(にじう)七 菜(さい)の献立(こんだて)をしる  すといへども㊄㊂の印(しるし)を付て五  菜(さい)三菜をわかつ五の印(しるし)のみを  集(あつ)むるときは一汁(いちじう)五菜(ごさい)となる  三菜(さんさい)もこれに順(じゆん)じてしるべし 一 四季(しき)十二 段(だん)にわかつて其 献立(こんだて)を  なすといへども年(とし)々(〳〵)の寒暖(かんだん)に 【左丁】  よりて河海(かかい)の鱗(うろくず)はもとより山野(さんや)の  菓菜(くはさい)にいたるまで生熟(せいじゆく)の遅速(ちそく)  あり故(かるがゆへ)に月(つき)々(〳〵)わくるといへども前後(せんご)  を見合(みあは)せ用捨(やうしや)あるべし尤(もつとも)その  地(ち)の陰陽(いんよう)にしたがひ産(さん)ぶつに又  ふ同(どう)ありあるひは同し品(しな)にても至(いたつ)て  賞翫(しやうくはん)する処もあり又 却(かへつ)て馳走(ちさう)  にならざるもあり他邦(たはう)に至(いたり)ては其所(そのところ)  の風土(ふうと)にならひて作略(さりやく)あるべし