翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

紅葉狩剱本地 - 翻刻

紅葉狩剱本地 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】 来つて。御 殿(てん)の上におほへば必〽おび□【へヵ】 給ひけり。則 公卿(くぎやう)せんぎ有て定て変化(へんげ) のわざ成へし。武士に仰せて警固(けいご)有べし とて源平藤 橘(きつ)の兵を撰(ぜん)ぜられ上総(かづさ) の介平の朝臣(あそん)惟茂(これもち)をぞ宿直(とのゐ)にゑら ひ召れけり。抑此惟茂は桓武(くはんむ)天皇の 後胤(こうゐん。)高 望(もち)の親王(おゝきみ)に三代の末葉(ばつよう)。民(みん) 【左丁】 部卿兼忠の嫡(ちやく)男生年廿五歳。うす 紅梅(かうばい)に若草すったる狩衣(かりきぬ)。弓は重藤(しげどう)山 鳥の真羽(まば)の鏑矢(かぶらや)只一筋かいこふたり。郎 等の茨菰(おもだか)次郎 黄(き)糸の腹巻(はらまき)赤銅作(しやくとうつくり) の打太刀。足 緒(を)ながにむすびさげ左 近(こん)の 陣(ぢん)のこなた成。桜の木かげにしきがはしかせ 月さへおそき雲井の庭(には)。衛士(ゑじ)のたく火の