翻刻
【右丁 上段】
御いそもし御 察(さつ)し
申上御 推(すい)もじ
おしはかり差懸(さしかゝり)
指急(さしいそ)きさし支
拠(よんどころ)なく御無心(ごむしん)扨(さて)
又(また)平生(へいせい)女子(おなご)の嗜(たしなむ)
べき芸能(げいのう)は手(て)
習(なら)ひ縫(ぬい)はり躾(しつけ)
がた歌道(かだう)活華(いけばな)
香(かう)の道(みち)糸竹(いとたけ)の
【左丁 上段】
調(しら)べ也御 奉公(ほうこう)宮仕(みやつかへ)
召抱(めしかゝへ)られ殿様(とのさま)御(おん)
奥様(をくさま)《割書:被》御 目見(めみへ)老(ろう)
女(しよ)局(つぼね)御 年寄(としより)御 側(そば)
呉服(ごふく)の間(ま)物縫(ものぬい)針名(しんみやう)
【挿絵あり】
【右丁 下段】
中納言(ちうなごん)行平(ゆきひら)
立(たち)わかれ
いなばの
山(やま)の
みねに
お
ふ
る
まつとし
きかば
いま
帰りこむ
【左丁 下段】
在原業平(ありわらのなりひた)
朝臣(あそん)
千早振(ちはやふる)
神代(かみよ)も
きかず
立(たつ)
田(た)
河(かは)
から
くれ
なゐに
水(みづ)
くゞる
とは