翻刻
【右丁 上段】
子五人あり富貴(ふうき)に
して命(いのち)ながし氏
神(がみ)を常(つね)にまつりて
よし田畑(たはた)にゑん
あり
○男火女火大きに
わろし子あれとも
衣食(いしよく)ともにたらず
して口舌事(くぜつこと)あり
荒神(くわうしん)を祭(まつ)りて
よし
○男火女 土(つち)大(おほき)によし
【左丁 上段】
子二人かまたは九人
あるべし富貴(ふうき)にし
て命(いのち)ながし荒(くわう)
神(じん)を祭(まつ)るべし此(この)
子の内(うち)三人とうを
立べし
○男 火(ひ)女 木(き)よし
子ふたりかもし八人
あるべし尤(もつとも)富貴(ふうき)に
して命(いのち)ながし
常(▢ね)に氏神(うぢがみ)を祭(まつ)り
てよし牛馬(きうば)にゑ
【右丁 下段】
平兼盛(たいらのかねもり)
しのぶれど
色(いろ)に
出(で)
に
けり
わが
恋(こひ)は
ものや
おもふと
人(ひと)のとふまで
【左丁 下段】
壬生忠見(みぶのたゞみ)
恋(こひ)すてふ
わが名は
またき
立(たち)に
け
り
人(ひと)しらず
こそ
おもひそめ
しか