翻刻
【右丁 上段】
ら玉(たま)七日過(なぬかすぎ)は尽(つき)せ
ぬはる此春(このはる)の御 寿(ことぶき)
御 目出(めで)たき御祝儀(ごしうぎ)
いづかたも千里(ちさと)
も同(おな)じ御 事(こと)祝(いはひ)
ひ【衍】納(おさめ)参(まい)らせ候
上々(うへ〳〵)様(さま)がた若殿(わかとの)
様 御姫様(おひめさま)御惣容(ごそうよう)
様(さま)其(その)御程(おんほど)さま
御手まへさま御まへ
【左丁 上段】
さま御 夫(それ)さま御とり〴〵
さま御 遊(あそ)ばし遊ば
されます〳〵いよ〳〵
御機嫌よく御 障(さわり)
なふ御 息(そく)もじ甲(か)
斐(ひ)ある春(はる)若葉(わかば)
のはるをむかへさせ
られ御 年(とし)かさね
御 祝儀(しうぎ)相替らず
御 賑々(にぎ〳〵)しく御 祝(いは)ひ
【右丁 下段】
山部赤人(やまべのあかひと)
田子(たご)の浦(うら)に
うち
いでゝ
み
れ
ば
白(しろ)たへの
ふじの
たかねに
雪(ゆき)はふりつゝ
【左丁 下段】
猿丸太夫(さるまるだゆう)
奥山(をくやま)にもみぢ
ふみ
わけ
なく
鹿(しか)
の
こゑきく
ときは
秋(あき)は
かなしき