Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

                碁經石盛 長閑さに梅はそろ〳〵化粧してたちえ見事に踊る花笠                 一笑徳成 砂の男が畑をうたんとかた肌もぬくころ空に雲雀鳴なり      ○仝  会津     夫鵞堂張兼 鴬にやさしき声をかけられて雪も氷も早うとけたり                 初夢鷹見 三の朝と云は賑はし面白しうれしき春に逢にけるかな                 前川月満 門〳〵の神楽太鼓や獅子の舞はるのけしきのあくまたになし                 桃林舎員生 胡粉地の雪かきわけて緑青の若なつむなり絵のごとき春     ○美濃  大垣     夏目齋始変  汐干して昔をおもふ壇の浦かふと貝にも烏帽子貝にも                 翫月菴峨山 折もうしをらぬもうしの願ひからはなにひかるゝ我心かな