Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

   ○上野    南谷連   息齊延命 春霞ひけるとうふの豆ならめひと口ほとに残るあは雪                 藍 染 見 見渡せは今朝は浜辺にみち汐の引やのこれる浪のあは雪                 田夫堂野人 野辺もまたなかき葉なしの初若菜そこらこゝそをちょっとつまゝん                 辺田横月 糖味噌のしきりに匂ふ梅か香はふすまを越て鼻につくらん     仝 妙義  白雲連   山楼庵腰成 明初てたまの礼者も花の香もはらひかほする宿の梅かえ    ○仝 藤丘        古笠雨守 佐保姫のおとし咄にくつ〳〵と笑ひ出したる春の山〳〵                 平井亭賎歌 帯のたけ壱丈つもる白雪もとけて流るゝ春の谷川                 眞字亭唐文 天の戸のあくれば事のたるひろう酒屋の御用春も来にけり