Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

   ○            櫻川亭近樹  春雨のあしとやは見ん門口にたるゝ柳の枝のひとふり                 荒川亭貴達 きれ字より耳にとまるは箱根路の初音か原のうた鳥の声    ○武蔵 神奈川 不二見連 笹林堂茂 梅柳蛙うぐひすも揃ふ春に花とも見せて雪はぬかるな                 浪 宋 女 賤か家も明て霞の引窓やからりとかはる春の長閑さ                 三巴窓鈴丸 飼にあさる蛙はそれにつられけん岸の柳の糸のうこきに                 金川堂亀丸 春のひも延れば梅のほころひて匂ひふくろの薫る袖垣                 栖原亭重丸 小銭ほとえたに咲たる梅の花風にかほりの通用のよき    ○常陸 笠間  不二見連 不了軒跡頼 去年よりも今朝は格別長閑さに氷も薄く春のまね〳〵