Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

      ○ 下野 那須 仝   気延友行 若水は今朝と去年との境めもかはして千代のつるべにそ汲                 舎楽齋口成 山里も明の春とて谷の戸をひらきし梅にきなくうくひす                 名葉三徳 残りたる雪の白地にすかぬひのいとめたちてそ見ゆる若草                 長生家住 若水を汲やわく井に影うつし東風くり延す青柳のいと                 寳菜亭嶋人 小謡の声はるめけは庭もせに一ふしのひる青柳の枝     ○仝 佐久山 不二見連 梅枝花麻呂  遠山に霞の衣きそはしめけふのはれきの春の空色                 鱗哥白麻呂 舩人の帆柱おこす仕度かも霞の綱をひける海原                 勝糸哥肩 けふよりはなかねをやめんはつ春のあしたことには鴬の鳴