Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

                錐美津女 佐保姫もおやまのまねよ夕山のひたひにかすむ紫帽子                 矢立薄墨 たて横も尺長にひくちゝふ山霞のきぬの春の織出し                 嶋田真毛女 咲梅の匂ひくるわの三味線にとなり座敷は風にちり侍ん                 冨艸生達 たん〳〵とはや棚引て立そめるひなに霞の幕をはるの日                 古山人 煙かと見れば霞にたん〳〵とあたゝかになるひのもとの春                 八幡老補禮 天の戸の明の方より春くれはちそうかましくうとふ鴬                 田柳舎緑 千金の春の/價(アタイ)は賣出しのはつねをひらく鴬の宿                 鳩禮舎三枝 池水に影のうつれはあめつちもすたく蛙の歌にうこかす