Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 32

ページ: 32

翻刻

                柳花菴春芳 声もまた梢をもりて雨水のえたから枝へうつるうくひす                 柳向亭百帒 今月とはらみて居たる茶屋の梅まつははやめになんし咲ける                 狐子玉持 一升の酒も徳利や肴にはこゝろのひるのたまの野遊                 高根常雪 山寺の花にをし見て入相のかねをかけても春をときたき                 紀侭成 須磨明石案内かけてはつ霞名所〳〵を引廻しける                 百生比左古 なにしあふ鋸山は安房上総真ふたつにして引霞かな                 奈夏藏持 雲雪のにせものとよし見るとてもあらはれてさく峯の初花                 青雲亭業丈 寒さをもやゝさる沢の池の辺にけさは霞のきぬかけ柳