翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

歌養生 - 翻刻

歌養生 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

寒(かん)ずれはふみしたゝらの金(かね)醒(さめ)て  鋳物(いもの)にきずのあらんとをしれ こくうすく早きをそきも子とならず  月のさはりを和(くは)して懐胎 たゞならぬけしきと見えばあひ思ふ  妹背(いもせ)の中も閨(ねや)をへだてよ ひはず【注①】にて懐胎ならば常〳〵に  良医(りやうい)にあひて薬もちひよ さらぬだに足の乗物(のりもの)手(て)のやつこ  人なつかひそ【注②】懐胎のみち 山びめ【注③】のをのづからなる雲の帯(おひ)  しめずゆるめずむすぶ懐胎 【注① ひはづ(ヒワズ)=ひ弱なさま。】 【注② 「な……そ」は優しい禁止表現。】 【注③ 山姫。山を守る女神。】