翻刻
【右丁】
内よりもいけみ【注①】の立て汗おほく
いたみつよきは産の子がへり
腰腹(こしはら)のしきりにいたみ増(まさ)りつゝ
破水(はすい)見ゆるはさんぞちかづく
産のときさのみきばるな子がへりの
さはりとなりて生(むま)れがたきに
【左丁】
用におる心もおなし産のみち
内のあひずのあるにまかせば
産の時 腰(こし)のいたきはをそきもの
あはてずまてば悦(よろこ)ひのこゑ
鴛(をしどり)のふすま重(がさ)ねのかい子【注②】さへ
ついはみてしる安産のみち
【注① 「息み」に同じ。】
【注② かいご(卵子)。】