翻刻
【右丁】
孟子(もうじ)は養(やしなふ)_二吾(われ)浩然(かうぜんの)気(きを)_一といへり。
儒(しゆく)釈(しやく)道(だう)の三教(さんけう)も。皆(みな)心(しん)をやすん
ずる事を元(もと)として。身を健(すくよか)に
するの養術(やうじゆつ)にかなはずといふ事
なし。仙術(せんしゆつ)の事はいふもさら也。
神道(しんたう)にもひたすら身を全(まつた)ふ
【左丁】
する事を第一とせり。誠(まこと)なる
かな。聖賢(せいけん)の道といひ。仏神(ふつしん)の
冥慮(めうりよ)にも応(をう)す。仰(あふき)ても猶あ
ふくべきは養生の道なるべし。
上古(しやうこ)の人は無為(ふゐ)淳朴(しゆんはく)にして
天然(てんねん)と保養(ほやう)の道にかなふ。中古(ちうこ)