翻刻
【右丁】
よりこのかた。節用(せつよう)道にそむき
日用(にちよう)理(り)にたかふ。故(かるかゆへ)に。逐(をつて)_レ年(としを)減(げんじ)_一【二点の誤】
寿算(じゆさんを)_一随(したかつて)_レ月(つきに)成(なる)_二病身(ひやうしんと)_一。いたまし
きかな。養術(やうしゆつ)ひろしといへども。心(しん)
気(き)をやしなひ。色欲(しきよく)をとをく
し。飲食(いんしい)を節にするの三つをい
【左丁】
てず。誰(たれ)か是(これ)を保(たも)たんにかた
かるべけんや。予(よ)壮年(さうねん)のころほ
ひより自己(じこ)のために是をあま
なひ【注】保(たも)ちて。今(いま)老耄(らうもう)にをよべ
り。養生(やうしやうの)総論(さうろん)和漢(わかん)の書に
おほしといへども。短才(たんさい)未練(みれん)に
【注 同意して。それをよしとして。】