翻刻
【右丁】
俳句(はいく)は俳優(かみのわさをき)より始(はじま)りけれは
いのるにそのしるしあきらけ
し・今養生哥の一 軸(ぢく)に都鄙(とひ)
の名たかき序跋(じよばつ)あり・其こと
葉の色々を見るに・文(ぶん)を聞(きゝ)
ても聾(みゝしう)・字(じ)を見ても盲(めしう)・こと
【左丁】
の心わきがたけれど・思ふに堪(たへ)ず
みじかき筆にまかせ侍るむべも蛇(じや)を
画(ゑがひ)て足(あし)をそふるにひとしからんかも
延宝陸【「六」の代字】戊午葉月日
■(メン)【水の左側か】k(ハン)【水の右側か】軒(ケン)
田中氏伊人謹跋