翻刻
【右丁】
子の島 海山(うみやま)を生(うみ)給ふ・神慮(しんりよ)の
深秘(しんひ)いと安(やす)し・其(その)不測(ふしき)に至(いた)
りては兔毛(ともう)に及がたし・されば
懐胎(くはひたい)の人・神をあふき医術(いじゆつ)
をたのまざらめやとくに中島
氏仙庵 医道(いだう)に功(こう)ありて産
【左丁】
前産後の伝(てん)を得(え)たり といへ
ども・世に其 徳(とく)をしる人稀(まれ)也・
多年(たねん)内外(うちと)の宮にあゆみを
はこびて・養保(やうほ)の哥つゞらん
事を願(ねが)ふ・神(しん)納受(なうじゆ)ましまして
や二百首 事足(ことたん)ぬ・伝(つた)へきて