産業史料を翻刻!

コレクション: 養蚕の書

養蚕秘録 3巻. [2] - 翻刻

養蚕秘録 3巻. [2] - ページ 17

ページ: 17

翻刻

【右丁】   家内(かない)陽気(やうき)加減(かげん)の事 蚕(かひこ)出なば常(つね)に我家(わがいへ)の順気(じゆんき)を考(かんが)へ 我身(わがみ)の時服(じふく)袷(あはせ)又は単物(ひとへもの)にてもよき 程にすべし北風(きたかぜ)にて冷(すゞし)きと思はゞ 戸廻(とまは)りをさすべし南風(ようず)にて暖(あたゝか)なら ば三方の戸(と)を開(ひら)き大(おほひ)に暑(あつ)しと 思はゝ四方 皆(みな)開(ひら)き高窓(たかまと)など明(あけ)て 涼(すゞ)しき風(かせ)をも入るべし都(すべ)て諸国(しよこく)蚕 出(いづ)る時節(じせつ)は春(はる)八十八 夜頃(やごろ)にて高山(かうざん) には少し雪(ゆき)も残(のこ)り又蚕 蟄(すかく)時分(しぶん) は五月 中(ちう)の前後(せんご)なり夏気(なつのき)に 【右丁図中】 丹波(たんば) 丹 後(ご) 但馬(たじま) 蚕棚(かひこだな)の 立様(たてやう) 薦(こも)かゆる     図 【左丁図中】 奥州(あうしう)流   蚕だなの図 わらだ  取かゆるてい 気にかゝる   花は しまふて   蚕飼哉    菖軒#1