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【右丁】
燥(かは)きて蚕桑を能(よく)喰(く)ふなり此 鷹(たか)
の居起(ゐお)きにも責桑(せめくわ)の時 起(おこ)り蚕
うへにうき出ば前(まへ)のごとく桑を振(ふり)
止(や)み網(あみ)を掛(かけ)蚕を揃(そろ)ゆべし網(あみ)なき
国は前(まへ)にいふ藁(わら)しべなどしるしに
置き若(わか)き蚕を箸(はし)にて拾(ひろ)ひ取(とり)
眠(ねふ)りし蚕は高(たか)き所へ《振り仮名:上ケ|あげ》早(はや)く
起(おき)る様にすべし又 拾(ひろ)ひ取(とり)し
若(わか)き蚕は桑を厳(きび)しく《振り仮名:喰|く□》#1せ
早(はや)き蚕に追付(おひつく)様にすべしねふり
し蚕は起揃(おきそろ)ふを待(まち)て桑を
【左丁】
喰(くは)すべし此時を休(やす)め桑(くわ)といふ也
此《振り仮名:休|や□》#2め桑(くは)は山の岡(をか)などにある潤(うるほ)ひ
なき桑は悪(あし)し其故(そのゆへ)は蚕しばらく
食(しよく)を止(とま)りて居(ゐ)たるゆへに少(すこ)しかはく
気味(きみ)あるべし故に和桑(わさう)の潤(うるほ)ひ
あるを撰(ゑら)み喰(くわ)すべし四 度(ど)の
休(やす)め桑 皆(みな)斯(かく)のごとくなるべし
歌に
鷹休(たかやす)み風(かぜ)湿寒(しつかん)を
しりぞけて
かひこはうすく
桑(くは)にむらなく
【右丁図中】
但馬(たじま)
丹波(たんば)
丹 後(ご)
蚕棚(こだな)
の図
蚕飼ふ
女や
古き
身
たしなみ
太祇#3
【左丁図中】
桑葉(くわのは)
はこぶ
図