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コレクション: 養蚕の書

養蚕秘録 3巻. [2] - 翻刻

養蚕秘録 3巻. [2] - ページ 22

ページ: 22

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【右丁】 かば彼(かの)唐箕(たうみ)にて暑(しよ)を 凌(しのぎ)し例(ためし)をおもひ兼(かね)て 大 団扇(うちは)七八本 拵(こしらへ)置しを もつて毎日(まいにち)家内(かない)蚕棚(こだな)の 間(あひ)をあふぎ廻(まは)りしかば 蚕少も痛(いた)まず上作 したり此人 志(こゝろざし)よき人にて 近郷(きんがう)迄も人を廻し此 仕(し) 方(はう)を教(おしへ)けるに何(いづ)れも上作 せしとなりかやうの事は 平生(へいぜい)心得 居(ゐ)べき事也 【左丁】    庭(には)の居起(ゐおき)手入れの事 蚕 庭(には)の眠前(ねふりまへ)にならば桑(くわ)を沢山(たくさん) にあたへ不断(ふたん)蚕桑にはなれぬ様 にすべし此時よりは桑(くわ)を喰(く)ふに 随(したが)ひ厚(あつ)くあたへ喰(くは)すべし最初(さいしよ) 掃立(はきたて)の時分(じぶん)とはちがひ陽気(やうき)もつ のるべし格別(かくべつ)暑(あつ)きと思はゞ四方(しはう) の戸(と)を開(あ)け少し風を入 程能(ほどよく) 加減(かげん)すべし併(しかし)蚕の居(ゐ)る所は くらくなる様にし雲(くも)のかよひ を見てかけ引(ひき)すべし又 夕日(ゆふひ)の 【右丁図中】 桑(くわ)の露(つゆ) おとす図(づ) 【左丁図中】 人に疎し  蚕かひの女 賢ならん 暁臺#1 信州辺(しんしうへん) 蚕棚(こだな)の脚(あし)に 車(くるま)を仕(し)かけ 出し入 自由(じゆう)  にする図