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コレクション: 養蚕の書

養蚕秘録 3巻. [2] - 翻刻

養蚕秘録 3巻. [2] - ページ 25

ページ: 25

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【右丁】 ふるき竹の管(くだ)を通(とを)し蚕 の棚(たな)の図(づ)のごとくつり《振り仮名:下ケ|さげ》置 桑 喰(く(こも)は)すとき棚(たな)の薦を棚木(たなぎ) ともに《振り仮名:上ケ下ケ|あげさげ》自由(じゆう)にする也 又 蟄(すが)きし時は此 棚(たな)に簀(す)を敷(しき) 図(づ)のごとく藁苞(わらつと)に蚕を入れ 是を棚(たな)の間(あひ)へ立(たて)ならべ繭(まゆ)を つくらすなり 又 関東辺(くはんとうへん)は幅(はゞ)三尺 余(よ)長(なが)さ 壱 間程(けんほど)の竹の目籠(めかご)の中に 薄(うす)き莚(むしろ)をしき蚕を飼(か)ふ 【左丁】 又 蟄(すがき)し時も此 籠(かご)に繩(なは)など張(はり)薪(たきゞ) の枝(ゑた)を入れ是に蚕を人まゆを作(つく) らす其外(そのほか)信州(しんしう)北国(ほくこく)筋(すち)色々(いろ〳〵)の 流儀(りうぎ)ありて諸道具(しよだうぐ)様々差別(しやべつ) あり其国々に随(したがつ)て宜(よろし)きを用(もち)ゆ べし又すがきし蚕は桑を喰(くは) ざる物(もの)故 痛(いたみ)早(はや)し随分(ずいぶん)手早(てばや)に取 あつかひ繭(まゆ)作(つく)る所へ入べし又 厚(あつ)く すれば蟄(すが)きし蚕の尿(いば)りまゆに かゝり糸口(いとくち)よはくなる随分(ずいぶん)薄(うす)く 入べし扨(さて)まゆは五六日めに残(のこら)ず 【右丁図中】 丹波(たんば) 丹 後(ご) 但馬(たじま) 薪を 束(つかね)る図 【左丁図中】 丹波(たんば)丹 後(ご) 但馬(たじま) 薪(おどろ)やとひの 図