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コレクション: 養蚕の書

養蚕秘録 3巻. [2] - 翻刻

養蚕秘録 3巻. [2] - ページ 28

ページ: 28

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【右丁】 五 度(たひ)程に鍋(なべ)へ入れ加減(かげん)よく煮(にえ) たる時 箸(はし)をもつてかきまぜ 糸口(いとぐち)をこと〴〵く取(とり)半分斗(はんぶんばかり) 傍(かたはら)に置 能(よ)き程もち是に口(く) 伝(でん)あり鍋(なべ)の縁(ふち)に馬(むま)の尾(お)或(あるひ)は 女(をんな)の髪(かみ)の毛(け)を小(ちいさ)き輪(わ)にし 是を結(ゆ)ひ付(つけ)此 穴(あな)に糸(いと)を通(とを)し 図(づ)のごとく竹の籆(わく)に巻付(まきつけ)る 尤(もつとも)わくは女の真向(まむき)に横(よこ)に なし図(づ)のごとく右(みき)の手(て)に て手前(てまへ)のかたへうち廻(まは)す糸(いと) 【左丁】 口(くち)細(ほそ)くなる度毎(たびごと)に少(すこ)し宛(づゝ) 取添(とりそへ)てむらなき様に巻付(まきつく)る なり又まゆは余(あま)りにえ過(すぎ)れは 糸(いと)くちよはし又 奕(にえ)#1ざれは糸(いと) 口(くち)出(いで)ず是(これ)に加減(かげん)あるべし 又一 方(はう)に籆(わく)の右の方へ車(くるま)二ッ 仕(し)かけ是につよき糸(いと)をかけて 早(はや)くまき付(つく)る法(はふ)あり図(づ)に あらはす糸取(いととる)仕法(しはふ)流義(りうぎ)多し 宜(よろ)しきをもちゆべし 又 糸(いと)をあげる繅車(おほが)これも 【右丁図中】 丹波丹後 但馬 糸とる図 【左丁図中】 奥州(あうしう)流 糸とる   図