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コレクション: 養蚕の書

養蚕秘録 3巻. [2] - 翻刻

養蚕秘録 3巻. [2] - ページ 7

ページ: 7

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【右丁】 すべし扨(さて)壱枚の蚕 半方(はんかた)も出し と見ヘば拵(こしらへ)たる椹(ふなべ)三 合(かう)程 用意(ようゐ)し 生(うま)れし蚕 多少(たせう)に見合(みあはせ)右の積(つもり)を もつて用意(ようゐ)すべし最初(さいしよ)の篩(とをし) は壱歩(いちぶ)四方目(よはうめ)ぐらひをもちゆ べし《割書:篩の図は|上巻に記す》扨 昼(ひる)九ツ時に彼(かの) 包(つゝみ)し蚕を取出し何の器(うつは)にて も底(そこ)に早稲(わせ)のすりぬかを能(よき) 程(ほど)に見合せふりて其 上(うへ)に紙(かみ)を敷(しき) 彼(かの)拵(こしらへ)し椹(ふなべ)又は切葉(きりば)にても器(うつは)の 底(そこ)にふり置其うへに生(うま)れたる 【左丁】 蚕(かひこ)種紙(たねかみ)の両端(りやうはし)を図(づ)のごとくに 弐人にて持(もち)紙(かみ)のうらより細(ほそ)き 箸(はし)をもつてしづかにほと〳〵と たゝき器(うつは)の中(なか)へ蚕(かひこ)をおとすべし 或(あるひ)は昼時分(ひるじぶん)に壱番出(いちばんで)を掃落(はきおと) さば其日(そのひ)の夕方(ゆふかた)に弐番出(にばんで)を掃(は)く べし前日(ぜんじつ)に生(うま)れし蚕を翌(よく) 日(じつ)に持越(もちこし)て掃(はく)時は其蚕 何(なに)ほと 手煉(しゆれん)をつくし養(やしな)ふとも庭(には)の 起(おこり)より変(へん)出(いづ)るといへり兎角(とかく)蚕 は其 日切(ひぎり)に掃(はき)取て養(やしな)ふべし 【右丁図中】 椹(ふなべ)を  手(て)にて 揉(もみ)やはらく    図 【左丁図中】 生(うま)れし蚕(かひこ) 箸(はし)にて 落(おと)す図 美しう 蚕は 紙を はかれ   霜   七沢